私が呼吸に興味を持ったのは

私と呼吸療法認定士 かれこれ もう20年。。。www

私が認定士を取ることになった理由は以下の通りです。
救急の仕事にも慣れ、日々思うこと
* 人工呼吸器をつけたあと患者の治りが良くない
呼吸器疾患ではないのに、MOF(多臓器不全)
ARDS(急性呼吸窮迫症候群)でなくなっていく患者さんに、
何かできないかと思うようになりました。
人工呼吸器がよく分からない→本当はそんなに難しくない?
大人と子供の呼吸器の違いは?どう違うの?
本当にタッピングって効果あるの?
そんな疑問から、手始めに何か出来ることはないかな?と考えて
呼吸理学療法のセミナーに参加しました。
兵庫医科大学の理学療法の先生から、体位排痰法と呼吸介助法を学びました。
病棟の師長と主任もたまたま同じ講習に参加しており、その縁から、病棟勉強会のチームが呼吸器になり、本格的に呼吸ケアの勉強する事となりました。
ある時、看護協会の新聞を見ていて、「3学会合同呼吸療法認定士」の存在を知りました。
早速、応募して講習会を受け、試験に合格し、第2回の3学会合同呼吸療法認定士となりました。
以降、私は、酸素マスクなどの呼吸ケア関連の物品整理あと、人工呼吸器の看護についての説明を新人に行いました。
しかし、当時は認定資格といえども、2日の講習と1日の試験でとれてしまう手軽さや看護協会の後援等がないため、認定士という名前が付いていてもあまり周知されず病院や施設でもどのように扱っていいのかわからないという感じでした。
勉強する内容はとても濃いのですが、非常に残念な思いでいました。

3学会合同呼吸療法認定士の活動の場を広げようとした時期
この3学会合同呼吸療法認定士の創設は、包括的に呼吸療法に携わる人間を育成する手始めあったと思います。
当初は、「資格はとってみたものの、活躍の場がない、周囲の理解を得られない。」ということから、より前向きに活動できるようネットワーク化し、知識の共有、活動レベルの向上を新たに行いたいと思いました。
そして、1998年秋~ホームページを公開し呼吸ケアの啓蒙と情報交換を始めました。
2003年より「東海呼吸療法認定士会」を立ち上げました。
この会で行ったセミナー(勉強会)は
「3学合同呼吸療法認定士認定更新に必要な点数取得が可能」と指定されました。
著名な講師陣、最新のかつ臨床で実際に呼吸ケアに携わられている方々に講演をしていただきました。特に、午後からはグループワークを主体とした小規模ながらも充実したセミナーを行い、臨床のケアに知識を還元できるようにしてきました。

立ち上げから8年後、東海地方にも多くの「認定更新に必要な点数が取得可能」といわれる講習会が開かれるようになり、2012年8月東海呼吸療法認定士会は閉会となりました。

私自身は、現在は、出産、育児を経て、大学教員として、患者様や臨床の方々を応援できるようにと研究と教育活動を中心に活動しております。呼吸療法認定士として臨床に立つことはほとんどありませんが、COPDの実母を20年近く介護してきました。

アテンドナースとして日本一高い高速道路を在宅酸素療法、NPPV非侵襲的人工呼吸療法をしている母を4時間の移動を可能しました。そんな経験も良い思い出です。お役に立てたら幸いです。