4月15日に2匹生まれました。
日中は、仕事にでていますので、母犬が面倒を見切れなかったらどうなるかと心配でした。
予定日より3日早く生まれました。トイプーは比較的難産らしいのですが、母犬は2匹だけということもあり100グラムずつ、スルリと生み落としました。
私は助産師資格は持っていませんが、産婦人科に4か月(夜勤の補充員)として過ごした日々を思い出しながら、身構えていました。しかし、私は見てるだけで済みました。
母犬はベテランブリーダーのところで生まれているだけあって、子育ては本能通りできるようでした。
(移行期を超えて社会化期を母犬と密接にかかわっていないと、本能が刺激されないようです)
子犬は母の真似をしながら、一生懸命生きています。
生後3週間までの子犬の死亡率は高く、2割ほどだとか。27日目にして、母乳の飲みが悪いほうの弟が虹の橋を渡りました。自然の摂理で弱肉強食ですね。体重も姉の半分にしかならず、350グラムまでは、頑張っていましたが、心音が早く体重がストップしたので、頑張ってほしいと願ってお世話しました。
途中で何かあっても手術できる月齢になってないしなと思いながら。。。。
いなくなった子犬を母犬は探していましたが翌日には探す様子はありませんでした。母犬は最後まで弟の体や口を舐めて、元気になってとやってお世話していたのですが、母犬は本能的に、子犬の病期を悟っていたのかもしれません。
ここでも恩師のTドクターのリットマン最上級聴診器が役に立ちましたwww 妊娠中からずっと胎犬?心音を聞いてきました。
メスの姉のほうは元気いっぱいです。3週目になると自分で排泄できるようになって、寝床から遠く離れたところでトイレに行きたがります。行動範囲が広くなるにつれて、遠くへと排泄に行きます。夜間熟睡しているときは近くにトイレを置いてやると、寝起きで膀胱が持たないらしく割と近くでちびります。本能で、そのようにするようです。
そうそう、人にも本能や行動パタンがあります。これらを知って、何が適切なのかというより「好ましいか」という判断と「安全と快適」さがあると学習は進みます。
子犬は毎日少しずつできることが増えていますが、母犬という安全地帯と未知の地帯を行き来しつつ、母犬も少しづつ子犬離れしていきます。
目はトイプーは近視よりです。子犬の視力は完成ではないのでアイコンタクトはまだ難しいです。
それでも、なんとなく目が合うようになってきました。呼ぶと声に反応します。
子犬は母犬や人が近くにいると一人で寝ることもできるようになりました。母犬を真似て人に甘えることもするようになりました。母犬に犬のカーミングサインを教えてもらっています。犬でしかできないしつけを母犬がしています。甘噛み、吠え方、甘え方、許しを請う、主従関係などですね。
私は、待てとお座り、ふせ、おいで、という服従を教えています。これは犬を飼ううえで、犬自身を守ることになります。あと、音のなるボタンを触って、「人に触れるといいことがあるよ」ということも教えていますね。お手とお代わりは本能でチョイチョイと手を出すことに意味付けをしてやると早く覚えました。
以前飼っていたミニシュナは足を要求があるとバタバタさせる癖があったので「頂戴」と意味付けすると、頂戴頂戴とバタバタさせていました。本能に合わせたその犬が持っている癖に対して、良い意味付けをすると意思の疎通もスムーズになり犬のストレスも減るのではないかと思います。
ちなみにトイプーはボーダーコリーの次に学習能力が高いので、使役犬としても優秀です。今はコンパニオンドック(愛玩犬)としての需要が高いですね。日中は母犬と一緒に過ごして、テレビの音をきかせています。
犬を吠えさせないようにするためには、いろいろな音をきかせて、自分の縄張りが安全であることや人が怖いものではない。吠えずに人が来たことを知らせるようにすることが必要です。
子犬の社会化期は始まったばかりです。子犬は人の子供よりも成長が早いのですが、もう一度子育てをしている気分です。あと半年子犬期を楽しみます。疲れた後に迎えてくれる親子に癒される毎日です。