ベンチレーターをつけたまま歩行訓練ができる。
ASVはそれを可能にしています。
ですが、日本の現状はすべてのところでそれを可能にしていません。
運動時には酸素需要が拡大し、胸郭・呼吸運動が増幅されます。
苦しいから動けないということを防ぐために酸素需要に見合った酸素や換気を保証することが必要です。
従来のSIMV+PSVという古典的なモードに縛られるのではなくASVが本領を発揮できるように
機械が肺をどのようにプロテクト&サティスファクションできているかを知る必要があります。
勝手にウィーニングしてくれる時代がやってきて10年がたちました。ベンチレータを操縦する日本の医療者は残念ながらそこに追いついていません。
手で計算していた時代は終わりました。
クローズドループシステムは機械学習といわれる人工知能の一部です。
従来のトリガーウィンドウはマルチウィンドウであるのですけど、もうそれはとっても古いんです。
教科書から削除願いたい。そんな気持ちを持っています。
慢性期の中の急性期というパラダイムシフトも大事です。
総合実習はとても楽しみです。機械は簡単で素直で正直で決して人を裏切らないということを
体験してもらえるようにしたいと思います。